コクサッキーウイルスやエンテロウイルスなどのウイルスによる感染症で、口内と手足の末端に発疹が出ます。
年によって流行するウイルスの型が異なるため、何度でも繰り返しかかる可能性があります。
感染経路には以下の3つがあります。
症状が出た最初の週が最も感染力が強いですが、回復後も飛沫や鼻水からは1~2週間、便からは数週間~数か月ウイルスが排出されます。
発熱とのどの痛みを伴う水ぶくれが口の中にでき、手足の末端やおしりにも水ぶくれが生じます。
ウイルスの型によっては、広範囲に発疹が出たり爪の変形や剥離が怒ることもあります。
有効な抗ウイルス薬やワクチンはありませんが、痛みやかゆみなどの症状に応じて、それを和らげる薬を使います。
家族や周囲に感染を拡大させないために、手洗いをしっかりして、便からウイルスが排出される数か月間は、おむつの排便処理の際には手袋を着用するなどの対応を行います。
学校保健法における登園のめやすは、「発熱や口腔内の水疱・潰瘍の影響がなく、普段の食事がとれること」とされています。
では、すべての発疹がかさぶたとなるまで出席停止となります。